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Channel: ムシをデザインしたのはダレ?
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天国と地獄  ?コガネコバチ科の1種

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T路になった山道。その交差部に立っている道標。何やら細長いムシがカーーーーっと勢いよく走っている。「これはひょっとして!!」今までネット上で見た類似する寄生蜂の写真を頭の中で繰ってみる。「いたいた、こんな寄生蜂!」先ずは小さく撮って、徐々に撮影倍率を上げ、最終的には採集する算段をしてパチリ。「あ、めっちゃボケてる。落ち着け落ち着け」2枚目パチリ。プ〜ン。...「あ、飛んだ」もう細長いハチは何処にも居ない。うらめしく、しばらくの間その場から動けなかった。

以前、撮影したクサビタマゴクロバチよりもスリムな印象。ただ2枚撮影して1枚もピントが合っていないという情けなさ。初見の奇妙なハチとの出逢いを喜びたいものの撮り逃した喪失感の方がかなり大きかった..

帰宅してネットで調べるとピタリとハマる画像には到達出来ず、色目からタマゴクロバチ、中脚の雰囲気からナガコバチは無いだろうと考え、結果「*腹部は紡錘形だが,一 部の種では伸長する」コガネコバチの仲間だろうと推測。
*山岸先生 「寄生蜂の解説」より

産卵管の鞘部分の一部が透明で中の管が見えている?
この特徴から直ぐに身元が分かると思いましたが..

ほんとうに残念な画像。体長約5mm.
9月15日撮影 姫路自然観察の森


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