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Channel: ムシをデザインしたのはダレ?
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アオバハゴロモ 幼虫 を捕食する イトカメムシ

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ツツジをねぐらにしているイトカメムシ。ツツジの葉の粘液も何のその細長い脚で活動しておりました。
動きは少ないのですが、カメラを近づけるとゆっくりと逃げ出し、複眼にピントを合わせようにも小さすぎて
合いにくいムシであります。日本には4種。いずれも植食性のようですが、そうでもない場面にも出くわします。

今回はアオバハゴロモ幼虫に集っていた場面を目撃しました。葉をかき分けレンズを向けるとワラワラと退散。
集団で口針を突き立てておりました。

死骸ではなく生体も襲うハンターの素質も兼ね備えているようです
  1. 以前撮影したユスリカを捕食していた個体→こちら
  2. おちゃたてむしさんが撮影されたアブラムシを捕食している場面→こちら

じっとしているアオバハゴロモ幼虫に口針を突き立てるのは容易な事?

ぐっと接写する事は困難でありした

よくわかりませんが、随分と体液を吸われ体が反っております

イトカメムシは撮影に気付きあっというまに散って行きました

触角、脚ともにシマシマな幼虫

クモの糸の上も難なく歩行
7月21日撮影 新開公園

別の日に撮ったもの。ベジタリアンには見えないデザイン



WAXてんこ盛り! アミメクサカゲロウ 幼虫

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この時期のクサカゲロウの幼虫はアオバハゴロモ幼虫のWAXをよく背負っている。今回、みつけたアミメクサカゲロウ幼虫も白いWAXを背負っていた。しかし、その量が半端無く多く驚いた。思わずパチリ!過去撮影の幼虫→こちら

アミメクサカゲロウの学名はNacaura  matsumuraeとApochrysa  matsumuraeと2種あるのですが
どちらが正解なのでしょう?

素材としては軽いのでしょうが量が多すぎます

顔面に班が無く、この辺りで良く見かけるアミメクサカゲロウでしょう

高さもかなりあります!!

ボリューム感がいまいち伝わらない横からの撮影。体長約8mm

横幅14mm. 良く見かける幼虫の荷物の2〜3倍はありそう

アカメガシワの葉上にて

7月21日撮影 新開公園

?ヨツボシアカマダラクサカゲロウ 幼虫

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ツツジにからまるヤブガラシの葉に産みつけられた卵を餌にしているクサカゲロウの幼虫。頭部の斑紋から
ヨツボシアカマダラクサカゲロウのような気がしますが、そうで無いかも知れません。
いつも参考にしているフッカーSさんの「chrysopidae」を参照しました。

餌が豊富なのかクサカゲロウも脂?がのっていますね(^^

朝の記事のアミメクサカゲロウと同じでアオバハゴロモ幼虫のWAXを背負っています

軽くて 背中に乗せるには良いのでしょう。体長約3.8mm

スズメガの類いの卵でしょうか

ぼけておりますが右下の卵で直径約0.6mm

18秒の出来事。すべて吸い尽くします

7月21日撮影 新開公園

オオヒシウンカ

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昨日の暑い事!暑い事!日の当たる所で元気なのはアリだけのような気がします。この日は日陰を中心に探索。

接写しようとすると飛んで行く難儀なオオヒシウンカ
ヒシウンカ科 Oliarus subnubilis

この日は2度チャンスはあったものの、あと1歩のところで飛ばれました

7月25日撮影 ゆめさき森の公園


あらら! ミスジガガンボ

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1年ぶりのミスジガガンボ。毎年、接写しようとガガンボとの距離を縮めた時点で飛ばれてしまう。
今回は風に揺れる葉では無く岩にとまっている。行けそうな気がした!

結果、予想しない事態がおこった!ミスジガガンボのところにシャクガ幼虫が突進して来たのです!
撮影を邪魔したシャクガ幼虫を撮影する気力も無く落胆したのでありました..とほほ

遭遇するのは今の所、1年に1度だけ。今年もこれで見納めか..

ヒメガガンボ亜科 Gymnastes flavitibia

7月24日撮影 ゆめさき森の公園

?ジャバラハエトリグモ属 の1種

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 ちょこまか動き回りピントの甘い写真ばかりですが

 体長約3.5mm 頭胸部1mmにたいして腹部2.5mm

 大きさ的には幼体でしょうか。それとも亜成体でしょうか

黄緑色の触肢。形からメスでしょうか

7月24日撮影 ゆめさき森の公園

ヤガタアリグモ ♂♀

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隣家との境にあるブロック塀。ウロコチャタテが大繁殖。それを狙ってアリグモが登場していた。
パクパクパク入れ食い状態でありました。

上顎から覗いているのは、ずいぶんと溶解したチャタテムシ

むしゃむしゃ

クモとは思えないデザイン

過剰とも思える上顎のデザイン

頭胸部をアリのように頭部と胸部に分かれているように白い毛をあしらっている
デザインのこだわりが感じられる箇所

アリの腹柄も模している。これって頭胸部が変形したものか腹部なのか..

オスのおしり

こちらはメス

同じくウロコチャタテの幼虫を捕食

アリグモは動かず、チャタテムシのほうから飛び込んできます

大繁殖のウロコチャタテ幼虫 ごく1部


7月24日撮影 自宅庭

ウロコチャタテ科 の1種

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今朝の記事のヤガタアリグモが餌にしていたウロコチャタテの成虫を深度合成してみました。
幼虫もそうですが、瞬間移動している感じがするほど動きが素早いです。腿節がよく発達しているのが分かります。

原始的な昆虫とされているチャタテムシの”咬み型”から”吸汁型”の移行段階が見られる口器の形ですが
写真だけではよく分かりませんでした。

今まで撮影したウロコチャタテ→その1 その2











7月24日採集・撮影 自宅庭

キボシマルウンカ 幼虫

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今月でブログ4年目スタートなんですが、おかげさまで昨日30万アクセスを突破しました。いつまで続くか分かりませんが(^^;; 今後ともご愛顧賜りますように。

今回の記事は兼ねてから撮影したかったキボシマルウンカ幼虫です。成虫とは何度も接触しておりましたが幼虫は初めて。以前、おちゃたてむしさんが紹介され、その造形に驚きました。運良く発見出来たのは良いのですが、カメラがお嫌いなようで逃げる逃げる。接写はほとんど全滅でした..

成虫には無い、扇のような脛節。以下ボケた写真が続きます..

近づくと走り出す。走行中の写真は全滅でした..

色目は違いますがカニのような腿節

接写は諦めました

被写体と距離を開けると走行を止めます

前脚をリズムをとるように動かしておりました

ボケていて分かりにくいですが横から見ると脚の大きさは目立たない


走るばかりで飛べないと思いきや、近づくとは最後はパチンと弾いて行きました

マルウンカ科 Ishiharanus iguchi


弾け飛んだ着地点は運良くディフューザーの上。
脚の造形は体を大きく見せるため?

ようやく1枚、接写出来ました

深度合成





7月25日採集・撮影 ゆめさき森の公園

アミメアリ 大移動

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今まで見たアミメアリの引っ越しの中で視認出来る範囲では最も長距離に列をなしていました。ざっと見積もって300メートル。その先もずっとあるのかも知れません。アリのスケールからすると、相当な距離です。

アミメアリは決まった巣を持たないようです。環境の変化か個体数の増加が原因か時折、集団移動をし分裂して種を拡大して行くようです。

女王アリが存在せず働きアリで構成されているアミメアリ。集団行動するには、それぞれの役割もあろうかと思いますが、その辺りどうなっているのでしょうか。面白いアリです。

過去に撮影したアリの引っ越し関連記事
  1. アミメアリ 蛹
  2. アミメアリ 移住
  3. 卵を運ぶ アミメアリ
  4. オオハリアリ 引っ越し
  5. トビイロシワアリ その1「巣穴から巣穴へ」
  6. トビイロシワアリ 大戦争!?

気温が高いためか春先のアリとは違い非常に活発

無数の被写体なのにピント合わせは至難でありました

ファインダーをのぞくと、こんな感じでアリの群れが流れて行きます

たまたま合ったピント。アミメアリ体長約2.8mm

幼虫と先端が特異な形の体毛

移動するアリの大半が何も運んでおりませんでした。用心棒の役割?
ちなみに働かないアミメアリの方が長生きするようです→こちら
7月25日撮影 ゆめさき森の公園

えっ! ムシヒキアブ?

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クシヒゲムシヒキ属  の1種

追記:ezo-aphidさんより触角の形状よりクシヒゲムシヒキ属 ( Ommatius  )であろうとコメントいただきました。ありがとうございます!

またOmmatius属の数種はざっと370種ほどで東洋区の同定は進んでいない様であると調べて頂きました。

帰宅してモニタで確認して驚くムシがたまにいます。今回のムシヒキアブもそうでした

どうみてもムシヒキアブのように見えますが

現場では全く分かりませんでした

触角の形状を見ると初見のムシヒキアブと思いますが..

最初オドリバエだと思いました。なぜなら体長が6.8mmしかありません
7月25日撮影 ゆめさき森の公園

オドリバエ科 セダカバエ亜科 の1種

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翅脈は今回、撮影出来ませんでした。体長約4mm 

野いちごのような頭部のほとんどを埋め尽くす赤い複眼

上が粗 下が密

7月25日撮影 ゆめさき森の公園

クロホシテントウゴミムシダマシ と 不明甲虫

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日の当たらない岩場にクロホシテントウゴミムシダマシと

小さなダンゴムシのような生き物がいました

よく見るとダンゴムシでは無い

こやつ何ヤツ! 
真ん中に白いラインがあるということは、そこからパカッと脱皮して成虫になるのでしょう

体長約1.4mm

頭部にある上の球体は眼でしょう。下の球体は

飛び出しており、触角? どこかで見た記憶が..

体色は薄いですが、おなじみクロホシテントウゴミムシダマシ 体長約3mm

よく見ると美しいドット

黒い粒が不明甲虫。今回の2種とも地衣類を餌にしているのでしょう
7月25日撮影 ゆめさき森の公園

ホソクチゾウムシ科 の1種

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シラカシの葉裏で見つけた体長約2.4mmのゾウムシ

以前、撮影したヒゲナガホソクチゾウムシに見える

真上から

触角の先端が両方とも欠損している?
7月25日撮影 ゆめさき森の公園

セグロアシナガバチ 2014 夏

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今年も庭の物置にセグロアシナガバチの巣。1つの巣穴で成長の違う2頭を効率よく育てている。
今までのセグロアシナガバチ記事
  1. 営巣 
  2. 顔面拡大
  3. 見放された幼虫
  4. 熱くなった巣
  5. 襲撃された巣
  6. 異変がおこった巣
  7. 越冬
画面下の水滴。気化熱を利用した冷却を行っている

庭の睡蓮鉢より水を運んでまいりました

よくみると巣のあちこちに水滴。この日の気温31℃ 

こちらは幼虫の餌を運んで来た

1部、2重構造で利用している巣穴

間もなく巣から出てくるのでしょうが手前の幼虫、落っこちない?

右手の幼虫は落ちなかったようですね
7月21日撮影 自宅庭

もしもカブトムシが相撲をとったら!?

実業之日本社より発売中の「もしも?」の図鑑シリーズ。その中でセグロアシナガバチ幼虫が繭を紡いだ上にも産卵する記述に、写真を提供しております。


NHKダーウィンが来た!生きもの新伝説

夏の特番
ピーシー
いざ出発!新種発見の大冒険へ
8月6日(水)午後7時30分〜8時43分
〜当ブログの写真が1枚使われております〜
番組サイトは→こちら

ムモンホソアシナガバチ

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アラカシの葉裏に営巣をしていたムモンホソアシナガバチ
スズメバチ科 Parapolybia indica

頭楯に紋無し。良く似たヒメホソアシナガバチは→こちら

巣から離れず守っております

幼虫が吐いた糸は

和紙のような雰囲気。きっと丈夫なんでしょう

7月28日撮影 増位山

オオヒシウンカ 深度合成

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なかなか思うように接写出来ないオオヒシウンカ。採集して深度合成してみた。しかし瓶のなかで活発に動いた為か尻尾のWAXで複眼が汚れてしまった..残念。体長約12mm(翅瑞まで)

大きな菱形。頭部のこのカタチから和名が付いたのでしょうか
ヒシウンカ科 Oliarus subnubilis










7月31日採集・撮影 姫路自然観察の森

マエジロアツバ

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追記:ezo-aphidさんよりカワラタケ類を食べるマエジロアツバであるとコメント頂きました。
ありがとうございます!

いろいろな擬態の蛾がいますが、今回サクラの樹皮でみつけたのは

 サルノコシカケのような茸を装っている蛾
カワラタケの擬態のようです。幼虫がカワラタケを食べ成虫がそれに擬態する..不思議

 こちらはコナラの樹皮。この状態で横幅約20mm
ヤガ科 シタバガ亜科 Hypostrotia cinerea (Butler, 1878)

 再びサクラの樹皮の個体。真上から

鱗片の配色も擬態に貢献していると感じました

拡大

7月31日撮影 姫路自然観察の森

モトキメンコガ

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追記:おちゃたてむしさんよりヒロズコガ科 モトキメンコガであると教えていただきました。
ありがとうございます!

今回、画像は少なめ。クロホシテントウゴミムシダマシがいた同じ岩場にいました
ヒロズコガ科 メンコガ亜科 Opogona thiadelpha Meyrick, 1934
体長約5mm(翅瑞まで)

こんな配色のアイスありませんでしたか?

7月25日撮影 ゆめさき森の公園

ネグロキジラミ

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ツバキの葉裏に居た初見のキジラミ。今回、自分で調べれば良いものの怠けて(^^;; 研究者の井上さんに同定をお願いしました。

「ホストはナナミノキ(モチノキ科)で、幼虫は葉を巻いたゴールを作ります。 羽化後は分散する性質が強いです。 本種は平地性で、山地にはアオハダがホストのアオハダネグロキジラミがいます。」とのことです。

トガリキジラミ科 Petalolyma bicolor


他の葉にも2〜3頭、確認出来ました

体長約3mm.コーヒーをこぼしたようなシミのある翅

井上さんより頂戴した絵解き検索表は翅をひっくり返して記載されておりました。
「前翅は基部、翅瑞は狭く丸まる以外はほぼ透明、Cu1b脈はCu脈の約1/3」
ちなみにアオハダネグロキジラミは翅瑞のRがもっときついです(写真の青いライン)

7月25日撮影 ゆめさき森の公園
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